私は学校帰りに啓吾のお墓の前に立ち啓吾に話しかけていた。
ずっとこれなかったのは、前に進めなくなりそうだったから。
悲しみに吸い込まれて消えてしまいたくなりそうだったから。
啓吾が私を見てなにも言わなかったのはきっと困っていたから。
私が無理なお願いをして啓吾は困っていたんだよね。
私…生きなきゃね。
ずっとこれなかったのは、前に進めなくなりそうだったから。
悲しみに吸い込まれて消えてしまいたくなりそうだったから。
啓吾が私を見てなにも言わなかったのはきっと困っていたから。
私が無理なお願いをして啓吾は困っていたんだよね。
私…生きなきゃね。



