「そこで突っ立ってないで適当に座りなよ」


私が座るように促すと、智也はベッドの側面にもたれるようにして腰を下ろした。


そういえば、四年前は智也に勉強を教えていたな。
本当に懐かしい。



このまま仕事をしてても進まないと思い、パソコンを閉じて私も智也の隣に座る。


「いやぁ、びっくりしたな。
まさか智也がいたなんて。しかも私の担当クラスだし」


「俺も綾ちゃん入ってきた時びっくりした。
声でそうになったし」


どうやら智也もすぐ気づいたらしい。