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その日以来、学校内で私と雅さんが付き合ったことを祝福する先生や生徒たち。
一週間後に夏休みを控えていたが、智也との関係は相変わらず。
雅さんはいつだって優しく、壊れやすい物を扱うかのように私を大事にしてくれている。
「先生ー、谷原先生とはどこまでしたんですか？」
「お前、それは聞いたらダメだろ」
ある日の授業中、こんなことを生徒に聞かれた。
残念ながら、期待しているような答えはない。
「授業に関係のない質問は減点対象です」
「げっ！関係あるよ！恋愛話だと思ってさ」
この人たち、本当に受験生？
この時期によくそんな呑気なこと言えて…なんて思うけれど、あえて構わないでおく。
