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「お前はさ、黒崎先生のことどう思ってんの?」
しばらくして落ち着いた心を取り戻し、部屋に向かおうと思っていたら、一階の階段付近で谷原先生と智也が悪い空気の中話していた。
そこを通らないと上にはいけないので、仕方なく立ち止まって二人をこっそり見る。
もちろん気になったのもあるけれど。
谷原先生は智也を睨み、きつい口調で質問していた。
「ただの先生と生徒の関係ですよ。黒崎先生は副担任です」
智也はというと、そんな谷原先生に一切怯まず、爽やかな笑みを浮かべている。
彼の返答を聞き、安心していたけれど、予想外の出来事が起こった。
なんと谷原先生が勢いよく智也の胸ぐらを掴んだのだ。
「嘘つくな。俺はあの日見たんだ、講義室でお前が黒崎先生にキスするのを。遊びなら今すぐにやめろ。あの人に手を出すな」
どうやらあの日のことを見られていたようで。
だから谷原先生は気づいたのかと納得する。
こんな冷静になっている場合ではないけれど。



