お願い、好きって言わないで。




「とにかく帰るよ」
「嫌」

「先生の言うこと聞けないの!?」

「聞けないよ、俺悪い子だから。
綾ちゃんの叱責が必要」

「何言って……」


二人の攻防戦が続いていたその時。
近くで先生たちの声がした。

最悪だ、これは本当にやばいかもしれない。


「谷原先生って本当にかっこいいですよね~!」
「そんなことないよ」

「でも学年主任もして、この容姿って年配組顔負けだなぁ」
「何言ってるんですか、先生方は俺の尊敬してる人です」


そしてまさかの女と男の先生たちが合致していた。