お願い、好きって言わないで。







その後は先生たちもお風呂に入る。

まだ湯船で盛り上がっていた女の先生たちだったけれど、乗り気になれず先に上がらしてもらった。


「……はぁ」


ため息をつきながら歩き、飲み物を買おうと一回の自販機の前に立つ。

頭の中は、谷原先生の言葉でいっぱいだった。


お茶のボタンを押せば、ガタンっと音が鳴り、飲み物を取り出したその時。


「綾ちゃん」


私の頭を悩ませている男の声がし、思わず肩を震わせた。


「ここでは黒崎先生って呼べって言ってるでしょ」


少し怒り口調で言い、振り向くけれど、私は固まってしまう。

お風呂上がりで少し髪が濡れていた智也は、さらに色気が増しており、不覚にも胸が高鳴ってしまったからだ。


何このイケメン。
こんな人と幼なじみとか自慢レベル…じゃなくて。