「六歳ってことは…今はもう二十三歳ですか?」
「えぇ。今はその人も、私と同じ教師としている働いてるの」
「うわぁ、同じ仕事っていいなぁ。
色々相談し合えますね!」
女子生徒は羨ましそうに私を見る。
確かに、それはあるかもしれない。
「けど相手は完璧な人だから、相談されることとかないかもね」
実際、今のところはうまくやってるみたいだし。
「えー!それなら先生もですよ!すごくわかりやすいし、綺麗だし…いいなぁその人。先生と付き合えて」
「何言ってるの」
「本当のことですよ!」
自信ありげに言うものだから、思わず笑ってしまう。