そんな私をよそに、みんなから祝福の言葉とからかいの言葉が浴びせられま。
「先生、禁断の恋してたんじゃないですか」
「いいなぁ、俺も黒崎先生と恋したかった」
なんて冗談を言う人もいた。
そんなみんなを見て、私はただ笑うしかなかった。
それからしばらくは質問攻めだったけれど、ようやく落ち着き帰ることになった。
話によると、打ち上げは明日になったらしい。
「早速、綾の家に挨拶いかねぇとな?」
さらっと私の名前を呼び捨てで呼ぶけれど、それに慣れていない私はその度に胸が高鳴る。
なんだか私が恋愛に慣れてないみたいだ。



