お願い、好きって言わないで。




「何が?」


けれど私は知らないフリをした。



「さあね?
じゃあ早速綾には買い物を頼もうかな」


「えぇ!?こんな早起きさせた上にさらに寒い中歩かせるの!?」


「当たり前じゃない。それに早起きって言ってもそこまで早くないでしょ?」


お母さんとは相当人使いが荒い。


けれど今日は智也のためだしいいかと思い、私はスーパーへ行くために着替える。


そして家を出ると、ちょうど同じタイミングで智也も家から出て来た。


「あ、智也今から行くの?」
「そうだよ」

智也は緊張一つしていないようだった。


もしかして私の方が緊張してるんじゃないかと思うくらい。