そして今日は休日。
けれどこの日、アラームをかけてまで早く起きたのには理由があった。
それは智也の合否がわかること。
智也ならいけるだろうと思っているけれど、色々あって迷惑かけたから心配なのだ。
朝からそわそわしている私に、お母さんは智也と一緒に行けば良かったのにと言うけれど、もちろん首を横に振る。
仮にも教師だからそんなことはしない。
「とりあえず合格パーティーの準備するんでしょ?智也は受かることを信じて私も手伝うよ」
「素直じゃないなぁ」
小さくお母さんに笑われる。
きっとバレてるんだろうなと思った。
智也と私の関係性が変わったことを、薄々。