『確か手間取ってるんだよな?』 『どうなんだよ』 盛り上がる男の中で若槻くんだけは難しそうな顔をして黙っている。 『実はもうやったよ、この間』 なんのためらいもなく涼太は自慢げに言った。 その瞬間、胸が苦しくなり嫌な汗が流れてくる。 『おぉー!まじで!?やっぱ涼太は違うな』 『なんだっけ?処女殺しの三か条、もう一回教えてくれよ』 この時に逃げればまだ良かった。 けれど足が全く動かなくて───