お願い、好きって言わないで。




『黒崎、お前涼太はやめとけ。
あいつは恋愛に関してイかれてる』


次の日の全ての授業が終わった後。
若槻くんに二度目の忠告をされた私。

『どうして若槻くん、そんなこと言うの?
涼太はすごく優しくて、私のことを一番に考えてくれるいい人なんだよ?』

一体目的がなんなのか、私にはわからなかった。

『騙されてるんだよ、黒崎。
今ならまだ間に合うから』

『え……?』


騙されている?
私が、涼太に?


『そんなわけないでしょ。
ふざけたこと言わないでよ』


私が少しきつめに言うけれど、若槻くんは悲しそうな目で私を見つめてきた。

『傷つくのはお前だぞ?』


けれど私は、若槻くんが騙そうとしていると思い込み、この言葉を全く信じなかった。

少し怒りながら若槻くんの横を通り、私は涼太のところに行ってしまったんだ。