「ご褒美くれるんじゃなかったの」
「俺に我慢しろと?」

「当たり前でしょ。私のためを思うなら、最後はダメです」


智也の頬を突っついてやる。
少し不機嫌な顔。


「わかったよ」

けれど最後には諦めたようで、智也は私を押し倒した。


「制服ってだけで危ないのに」
「あ、やらしいこと考えたでしょ。変態さん」

「普通に考えて無理だろ?」
「制服女子ともやってたわけだ」

「あのな、何でもかんでも過去掘り返すなよ」
「遊んでた智也がわる……ん」


相変わらず嫉妬し続ける私を喋らせまいと、唇を塞いできた。

最初こそキスのみだったのだが、智也の手が動いていく。