「綾ちゃんはいつも子供扱いするけど、俺はもう前みたいな子供じゃねぇから」


そんなこと言われても、なんて返せばいいのかわからない。

返答に困っていると、智也が私を覆うようにして近づいてきた。


驚きつつ、智也を押し返したけれど……力が強くて敵わず、そのまま唇を重ねられる。


あまりに急な出来事で固まる私。



私、今……智也にキスされている?



あまりに急な出来事に頭がついていかず、抵抗さえもできずにいた。