俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「下」

「うわぁ〜!うまそ〜!」

「おいしそうだネ!」

「そりゃそうだよ!僕の奥さんなんだから」

アレックスとリーが目を輝かせ、イワンが胸を張る。

「もう!恥ずかしいですわよ!」

フローレンスが顔を赤くしながら、イワンに言った。イワンは優しく微笑む。

その後から、チキンと野菜のトマト煮込みを持ったロビンが現れる。

「そちらもおいしそうですね!」

小町がごちそうに嬉しそうに笑う。フローレンスが「私が教えましたもの!味も見た目も完璧ですわ」と言った。

オニオングラタンスープをレムがよそってみんなに配る。そして、全員が席に着いたところで食べ始めた。

フローレンスが作っただけあり、どの料理もうまい。それと同時に、クリスタルが作ってくれる料理が懐かしくなった。

クリスタルが作ってくれるカルパッチョも、パスタも、ラザニアも、とてもおいしかった。温かくて、食事を食べることが楽しみになった。

クリスタルがいなくなってから、何を食べてもおいしいと思えなくなった。クリスタルと楽しく話しながら食べるからおいしいのだ。