俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「下」

抵抗されればされるほど、俺の中でクリスタルを壊したいという思いが生まれる。こいつ、男を誘うのが上手いな。

「リーバス?ハハッ!お前が振ったんだろ?今頃ロビンといちゃついているんじゃないか?」

「どういう…意味?」

震えるクリスタルに、俺は微笑む。

「お前たちを互いに傷つけるようにロビンに言ったんだ。ロビンはリーバスのことが好きだからな。動かすのに苦労はしなかった。何を言ったのかは知らないがな……」

クリスタルの目から涙がまた流れていく。俺は「あいつらみたいに気持ちよくなるだけだ…」と言って、クリスタルの唇にキスをしようとする。

その刹那、クリスタルが俺に頭突きを食らわせてきた。突然の攻撃に俺は対処できず、まともに食らう。鉄の味を感じ、口の中を切ったのだとわかった。

「……私の全ては、何があってもリーバスのものよ!!」

クリスタルは俺を思い切り睨みつける。俺は、「ハハッ!お前やっぱりおもしれえ」と言ってクリスタルから離れた。そして、そのまま部屋を出る。

しばらくは、退屈しなさそうだ。