俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「下」

「まだクリスタルに会ってないのかよ?」とアレックスが俺に訊ねる。俺は「まあ、そうだな」と頰を赤く染めた。

クリスタルのウェディングドレス姿はとてもきれいなのだろう。しかし、恥ずかしくて会いに行きたくても行けない。

「なら一緒に行こうよ〜!!」

イワンが俺の手を取る。

「お、おい!?」

俺が声を上げた時には、「それ名案!」とレムたちが俺を捕まえていた。

抵抗する術もなく、俺はクリスタルのいる部屋に連れていかれる。クリスタルの部屋はそんなに離れておらず、すぐに着いた。

中からは、クリスタルや小町、フローレンス、そしてアリーチェさんの声が聞こえていた。女性たちで話しているようだ。

「ほら!リーバス!」

アレックスたちが俺を急かす。俺はドキドキする胸を押さえながら、コンコンコンと小さくノックした。

「は〜い!」

クリスタルの明るい声…。クリスタルはきっと笑顔なのだろう。

「……入ってもいいか?」

「リーバス!もちろん!入って!」