俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「下」

「あの時、クリスタルが俺を庇った時、お前を失うんじゃないかととても怖かった。ロビンとのことでたくさん傷つけてしまったのに、さらに怖い思いや痛い思いをさせて、お前を守れない自分が不甲斐ない」

リーバスを見ていたら、だんだんと目が熱くなってきた。指先が震える。心の底に溜めてある言葉が、今にもあふれ出してしまいそうな気がした。

「……そんなことないよ。だって、リーバスは助けに来てくれたもの。いつだって、支えてくれて…。でも、私は……」

いつも守ってくれるあなたを、自分の身勝手な言動で傷つけた。もうその過去は変えられない。

「お前が嫌ならいいんだが……言いたいことがあるんだ」

リーバスはそう言って、その場にひざまずく。そして、ポケットから小さな箱を取り出した。

「俺は、何があってもお前が好きだ。愛している。こんな俺でよければ……結婚してください」

ゆっくりとリーバスは箱を開ける。リボンがモチーフのダイヤの指輪。

目の前がぼやけていく。リーバスは、こんな私を愛してくれているの?

「……リーバス」

私の言葉に、リーバスの肩が震える。