俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「下」

リーバスじゃなくて、ロビンさんの嘘かもしれない言葉を信じてしまった。本当はリーバスにプロポーズされて、とても嬉しかったの。

あの時、リーバスを疑わずに「はい」と答えていたら、リーバスを悲しめたり苦しめたりはしなかった。本当にごめんね……。

そんなことを考えていると、いつも涙が止まらなくなる。それほど、リーバスが好き。愛しい。心も体も、私はリーバスのものなんだ。きっと……。

「クリスタル、俺のそばにいてくれてありがとう」

不意にリーバスの声が聞こえた気がして、私は辺りを見渡す。相変わらず、目の前は果てしない闇。

空耳?そう思った刹那、また言葉が聞こえた。

「いつまでもそばにいてくれ。愛している」

リーバスの声…!私の目から涙があふれる。そして、たくさんの声が聞こえてきた。

「クリスタル〜!!今日もパーティーしようぜ〜!!」

「今日も元気だね。占いでも絶好調だよ」

「よかったら、作りすぎたのでもらっていただけませんか?」