先輩、食べてもいいですか?



「じゃあ俺が久しぶりの相手なんですね」
「そうなるかなぁ。まあ佐藤くんは男の人って言うより、後輩って気持ちの方が強いからね」


だから私も自然と誘うことができたのだろう。

彼がとことん真面目で誠実な人、というのはもう十分にわかっている。


「俺もこんな気にかけてくれる素敵な先輩のところに配属されて良かったって、今でも思います」


なんて嬉しい言葉だろう。
褒め上手とはまさにこのことだろう。

さすがの私も少し照れてしまう。


「もう、そんなこと言われたら調子乗っちゃうじゃない。
今日は好きなものを好きなだけ頼んでいいからね!」


今日はたくさん、佐藤くんのことを甘やかしてやろうと思った。