君が倒れたのは本当に突然だった。



孫たちが遊びに来て、僕は孫と一緒に風呂に入った。



孫を寝かしつけ、僕はそのまま眠ってしまった。



娘は夜勤で出かけ、君は後片付けをしていた。



いつも通りの1日だった。



明け方、目覚めた僕は…



君の冷たくなった体を抱きしめた。



なぜ、あの時眠ってしまったのだろう。



君が風呂に入り、上がってくるのを見届けて、一緒に布団に入ればよかった。



もっと早くに目覚めて、君のSOSに気づけたらよかった。



君が苦しみ、もがいている姿を想像すると、涙が止まらない。



君がいないなんて、考えられない。