それが例え、偽りだとしても





部屋まで付いて来た真緒は、笑顔のままで



ここ最近は毎日のように相談を受けていたことを身振り手振り語った。





終いには、



「本当に澪の事が好きなのね!」



と。



手触りの良いクッションをギュウウと潰して締め括った。……丸い形が真ん中を潰されて8の字みたいな形になってしまっている。






……哲は本当に好きなんだなぁ、真緒のこと。


真緒が鼻息荒く語ってくれた相談の中には、私の性格では到底起こりえないであろう内容もあった。哲は、真緒のことを本人に相談していたらしい。





《もしかしたら》なんて、無さそうだ。


あまりに浅はかな、蜘蛛の糸のように細すぎる希望がプツリと切れる音がしたように感じた。