「このお菓子美味しいよ!ちこも食べる?」


食べる!と言う前にお菓子をつまんだ翔貴の手が迫ってくる。



私にお菓子をあげてご満悦な様子の翔貴は、今度は違うお菓子を開けようとしている



「それ開けたら夜ご飯抜きだよ」



「え!それは絶対むり!」



付き合っている時から数えて
もう7年ほど隣にいる翔貴と私だから、

お互いの扱い方は十分すぎるほど
分かっている。