「お客様?」 「……あっ、はい。」 枢を見上げた彼女の顔が横顔よりずっと幼くて、かわいらしい。 「誰かお待ちですか?」 彼女が辺りを見渡す。 「すみません。 もう閉店ですね。 ごめんなさい、帰ります。」 「いえ、お気をつけて。 ありがとうございました。」 微笑む枢に顔を火照らせ急いで立ち上がり軽く会釈をして彼女がお店を出ていった。 あの人、いくつだ? 俺より下(未成年)……じゃないよな? 全ての仕事が終わり、店を出ると外で彼女が立っているのが見えた。 「どうしたんですか?」