次の日。
学校で美月とお昼タイム。
最近、お手伝いさんの作るゴージャスなお弁当と、美月のお手製お弁当を交換するのがわたくしたちの流行り。
「今日は伊勢海老入ってるじゃん!」
「美月の卵焼きの方が愛があっておいしいですわよ。」
「そうそう、昨日優斗から聞いたよ。タケピー店長の弾き語りで出会ったって。今度竹原屋のラーメン食べに行こうよー。おいしいんだよー。」
今、美月の幸子お母様は躁鬱病がひどくなって入院してるところらしくて、美月は優斗君の家にいるらしいです。
そんな環境でも、優斗君にもお手製お弁当作れるから嬉しいって、本当心の綺麗な友達を持ちましたわ。
「ラーメン。。。わたくし、実は小さな頃食べたきりですのよ。どんなお味なんですの?」
「こってり!」
「濃い味なのですね。竹原さんらしいですわね。」
「高校入って、私が土日に試食販売のバイトし出してから、なかなか遊べてないじゃん。日曜の夜、私のバイト帰りに竹原屋で遊ぶ!どう?」
美月の押しが強くて、わたくしは了解してしまいましたわ。ラーメン、気にはなってましたしね。。。