「お、俺?俺は...神永伊織」
突然聞かれてちゃんと答えられなかった。

茜達は頷き、
「へ〜、綺麗な名前だね!
よろしく、伊織くん」
と言った。

「そういえばさ...」
と遥が言いかけた所で、先輩が寮に来た。

「失礼。ちょっといい?」

『どうぞ』

「どうも、峯崎 千智です」