佐藤くんはゆるい

「え…」

佐藤くんが悲しそうな顔をし私の方を見る

(怖い…佐藤くんの目も何もかもが怖い…)

「よし…わかった。佐藤くん今は、高橋さん
から離れてあげて。2人同じ電車?」

「は、はい」

「じゃあ俺と木山はおれの車で来てるから
高橋さん送るよ。どこから来たの?」

「隣町です。駅から家は5分で着くから
電車で帰りますよ?」

「隣町?おれらも隣町なんだ。じゃあ
駅まで送る。それで良い?」

私は瀬戸さんの言う通り車で送ってもらう