「高橋さん!?おい離せ!」

佐藤くんが私を心配してくれている4人に

近づきそう言う。

佐藤くんが怖い…あの時みたいに佐藤くんを

見たり声を聞いただけで震えが増し呼吸も

治ってきたのにまた荒くなる

「ハァッ…ハァ…ゴホッゴホッハァッ…
や!さと…くん…怖い…やだ!た…けて」

私の背中を撫でてくれている1人の服の袖

を掴む。その手も震えている。

男の子が私の震えに気づいた。

「ちょっと!また酷くなった!袋当てて!」