「あのぉ、佐藤くん…。私"高野"じゃなく
て"高橋"なんだけど…」


「高橋さん。」


自分の名前を呼ばれ、顔が火照ってしまった


「んで、高橋さん。僕のこと襲いたいの?」


「ちっ、違う!私は寝てた佐藤くんを起こそ
うとしただけで!お、襲うなんて…」


自分で言った"襲う"という言葉に反応し、

もう私の顔は真っ赤。


「なんでここにいるの?高橋さん」


「あ、私は忘れ物をして…」


「高橋さんってバカ?アホ?」