彗が少し歯切れ悪く言う。

「彗?何か私嫌なことした?」

「え?いや…俺はただ心配で…」

心配?何が…?

「何が心配なの??」

「俺が来れない時電車に乗るでしょ…?
もし行く途中に貧血起こして倒れたら
どうしようとか…
俺が助けられなかったらとか…」

私は彗の心配している内容を聞いて

嬉しくて笑ってしまった。

「フフッ…ありがと彗」

「何笑ってんの!?俺心配してるんだよ!?」