佐藤くんはゆるい

私はなんのことか分からず首を傾げていると


(はぁ、無駄に煽るよね…)

佐藤くんが呟いた感じがしたけど聞こえなかっ

た。それと同時に私の体が倒れた。

心地よい暖かさを感じ気付いた


「さ、佐藤くん!?」


私は佐藤くんに手を引っ張られ抱きしめら

れていたのだ。


「よしよし。泣いていいよ。って僕も悪いのか
ごめんね、美帆ちゃん。仲直りしよう?」


「っ…さ、佐藤くん…仲直りしてくれるの?
私と喋ってくれる?」