「お前、高橋さんの事嫌いになったか?」


「はぁ?んな訳ないだろ…
むしろ別れたくなんてなかった…」


「うん…だろうな」


「俺…美帆が震えてるの見て…俺が守るって
守ってやりたいって思った。
だけど、震えてる理由は怖さで、その怖さ
のきっかけが全部俺だって気づいた。」


「そしたら…俺が全部悪いって
俺から離れれば美帆は怖い思いしないんじゃ
ないかって…」