「"佐藤くん"私は、
"美帆"って呼ばれる資格あるのかな…
もう終わっちゃったよね。
最後にこれだけは言わせて?





"私は別れたくなんてなかった"」

私はそう言い、掴まれていた腕を無理矢理

離し保健室から出て行った。

「美帆!!」
「高橋さん!!」

2人の声が走っているからだんだん遠くなる

目から大粒の涙が止まらない。

あー…本当に終わったんだなぁ

別れたくなんてなかったよ…

彗って呼びたいよ…