私、体弱くなかったのにな…

この地面の冷たさも何度目だろう…

「っ…!ゴホッ…ハァ…ハァ……く、るし…」

苦しい…助けて…

「高橋さん!息…息が!
それに震えが…酷くなってる!
大丈夫って言いたい。悠一じゃなくて俺が
背中を撫でたいのに…
だけど…今近づいたら…
そうだ!悠一いるよな!ドアの向こうに!」

佐藤くんがドアを開ける。

「なんで…なんでっ!いないんだよ!」

中村くんがいないらしい。