"好き"なんて言えない

理「お前ら変だけど?」
不思議そうに私達を見るリオくん

「別に何でもないよ」
燈「そうそう、早く帰ろう」

いつの間にか普通通りの燈也くんに少し安心する

理「じゃあ帰るか」
そう言って帰り始めたものの口数の少ない燈也くん

「燈也くん?」
私が呼べば優しい笑顔で返事をしてくれるけど...

理「何か言いたいことがあれば言えよ」
痺れを切らしたのかリオくんが少しキツイ口調で言う

燈「そうだね。ななちゃん、僕と二人で帰ろう?少し話したいから」

えっ??私?
「私と話したいの??」
一人で混乱してるけど

理「は?何でそうなる」
そう言うリオくんは分かってるみたい...

燈「後悔はしたくないからね」