"好き"なんて言えない

燈「どうしたの?難しい顔して」
「いや、別に...大したことじゃないんだけどね」

へへっと笑って見せる

燈「お昼休みのこと?」
「え?聞いてたの?!」
燈也くんが聞いてたなんて意外...

燈「違うよ、心優から聞いたんだ。変なこと吹き込んじゃったって言ってたよ」
クスッと笑う燈也くん

変なことって...手が早いとかそんな話の事かな

理「いつまで2人で話してんだよ」
少し膨れっ面でクラスに入ってきたリオくんに赤くなる

意識した訳じゃないけど///

理「なな?どした?」
リオくんが顔を覗き込むからまた赤くなる

燈「ななちゃん...」
燈也くんが切なそうに私の名前を呟く

どうしてそんなに切なそうなの?