"好き"なんて言えない

心優から声を掛けられてハッとする

「どうしたの?」
心「どうしたはこっちの台詞よ!理苑はイライラしたまま帰っちゃったし...昼間は良い感じだったのに!」

興奮気味の心優はお構い無しに肩を揺さぶってくる

「それが...よく分かんなくて」
本当に何が何だかわからず語尾まで小さくなってしまう

心「分かんないって、教室行く前は尻尾を振る犬のようにななのこと聞いてきたのよ?それなのに今は...ってそういうことね」


興奮してたはずが急に納得したように落ち着く心優に私の頭は【?】だらけ

燈也くんは気まずそうに頭を掻く

燈「完全に僕のせいだよ。でも何も聞かずにななちゃん置いてく理苑も悪いよね」