私は、静かになったことを確認し、自己紹介した。

「転校してきた散島栞菜です。
よろしく。あまり話しかけてこないでね。」

すると1人の男子が

「転校生の癖に調子のんなや💢」

と言ってきた。私は、

「うるさ…。」

と小さな声で言った。

相手は、

「うるさだとー!ふざげんな!!」

「ふざけてないし!」

「口答えするな!次そんな口を聞いたら…………」

言葉が途中で切れたからどうしたのかと思い、

「どうした?」

と聞くと、その男子は、私の後ろに指をさした。

私は、その指先をたどって後ろに振り返った。

その後ろには、

怒って殺気を出している成宮先生がいた。