「お前が東京なんて似合わんし」


椅子にもたれながら窓の外を見てると、猿みたいなやつが登って来た。


「あー!航平またやりよる!危ないって〜」


遅刻ギリギリになると二階の教室まで登ってくるのがこいつ、航平。


「てかなんで聞いてるん!?」


「あんたの声がデカすぎて猿でも聞こえるわ」


「本当に猿やん…」


「なんやて?」