学年1のイケメンが探してる美少女は うちの弟です



何を話してるかはわからないけど、笑顔が絶えず 楽しそうだ。

その時、マルもまた女の子たちの方へと視線を向けた。



「そういや和真とイクミンって、付き合ってるのか?」



……聞きにくいことをアッサリと聞くところが、実にマルらしい。

質問された和真くんは、少し驚きながらも次には微笑んだ。



「俺はね、育美ちゃんのことが好きだよ。 恋人として付き合っていきたいなぁって心の底から思ってるよ」

「じゃあ全然 問題なんてないだろ。 だってイクミンもお前のこと好きっぽいじゃん?」

「いやー、どうかなぁ。 俺と育美ちゃんの「好き」は違う感じじゃない? だって育美ちゃんが好きなのは「唐草 美麗」だし」


「つまりは、「お前」だろ?」



マルは、ただ真っ直ぐに想いを伝えていく。

懸念などなく、自信満々に。






「イクミンはさ、「唐草 美麗」が男だって最初から知ってたんだろ? 知った上で「唐草 美麗」が好きだったんだろ?」

「……」

「で、実際に会ったあとも イクミンの気持ちに変化はない。 むしろ、前よりも もっと和真のことを好いてるように見えるぞ?」



女の子たちの方を見るよう、目で促される。

だから俺と和真くんは、みんなの方へと視線を向けた。