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みんなと合流したあと、さっきとは違う場所での撮影会が始まった。
と言っても、写真を撮ってるのはマルと和真くんだけだけどね。
菜乃葉は美麗さんと楽しそうに話していて、育美さんも それに加わった。
さすがに女の子たちの会話には入りづらいから、俺はマルと和真くんのそばに行くことにした。
マルは和真くんの携帯を持ち、和真くんはマルの携帯を持っている。
お互いに撮った写真を見せ合っているらしい。
俺はマルの隣に立ち、和真くんの携帯を……すなわち「唐草 美麗」が撮った写真を そっと眺めた。
「やっぱり和真の写真って、最っ高だなっ」
「いやいやいや、円くんの写真の方が凄いじゃんっ」
「俺のは全然ダメ。 色合いが悪すぎる」
「俺のだって眩しすぎて全然ダメだよー」
「いやー、それが逆にいいんだろー」
……ああだこうだと言いながらも、二人はとても楽しそうだ。
同じ趣味を持った二人だからこそ、こんな風に笑い合えるんだろうな。
「俺はどっちの写真もいいと思うよ?」
と、今度は和真くんが持っているマルの写真を眺めながら言う。
そうすると二人の視線が、ほとんど同時に俺に向けられた。



