まだ、帰らないの??

教室のドアを閉めるってことは
まだ数分は教室から出ない気なのだろう。

いつもなら、2人で歩いて普通に教室をでるのに。

すると彼は私の元へと帰ってくると、

突然私のことを抱きしめた。

「ゆう…と?どうしたの?ここ、教室だよ??」

勇斗というのは彼のこと。

確かに、
みんながいても、
昼休みに勇斗が
私のことを軽く抱きしめることはあった。

恥ずかしいけど、勇斗が毎日ではないんだけど、
何回もやってくることだから、
それにはもうだいぶ慣れてて。