「そうなんですね...
西山先輩は全部知って...」


「うん、ごめんに勝手に人の事情を」


「いえ、私の地元の中学の人はほぼ全員知ってる事ですし、」


まあ、ほとんどの人には口止めしてるんだけど
変に詮索されるのも好きじゃないし...


「だから、びっくりしたんだよ
"彼が"話に聞いてた想像とかけ離れていて」


あぁ、そっか
西山先輩はその後のことまでは知らないのか


「あの後転校したんですよ
そこで色々あって...」


「そーなんだ...
一木さんは彼と付き合いたいの?」

...

「そーですね、確かに大好きですし付き合いですよ」

でも、1番は

「でも、1番はこの恋心を諦めされること...ですかね」


「諦める...?」


「はい、私なんかがセンパイを救うことなんて絶対出来ないんですよ
1番はセンパイの前に現れないことなんだろうと思います。けど、私自身が我慢出来なかったんです。...恐らくセンパイは私と付き合ってはくれないと思います。今もこれからも。
だけど、何しないで諦めるなんて私が出来なくて...、だからこの1年センパイにめいいっぱいアピールしてしまくって、それでも無理って振られたら諦めがつくと思って...。
結局は自己満足ってやつですよ、、」



「そっか」


「急に暗い話してすみません...
事情しって話せる人が近くにいなくて...
色々話しちゃいました笑笑」


誰にも言えなかったこの思いを

「いいんだよ、僕から話降ったんだし」


「ありがとうございます
でも、このことは誰にも言わないでくださいね」


「もちろんだよ、」


「ありがとうございます」


「とっくに教室着いてますね笑笑
しおりここに置いてもらっていいですか?」


「ああ」


「では、ここからは1人でやりますよ
ありがとうございました。」