「...3人で仲良くかえろっか!」

せんぱいはやっぱりずるいですね、


「そ、そーしましょー今回は穏便に!」

「...」

??
「華奈先輩?」

「...私、夏月くんに相談したいことが...あるの
だから2人で帰らせてもらってもいい...?
わがままだって分かってるけど夏月くんにしか相談出来ないことなのお願い...」

相談事...?
私と一緒じゃ話せないってこと?

でも、華奈先輩にはすごく大切なことだろうし
私がせんぱいと帰りたいっていうわがまま言ってる場合じゃない...よね


「そ、そーだんたんですね、気づかずにごめんなさい。
それなら仕方ないですよ!せんぱいちゃんと華奈先輩を家までお連れしてくださいよー!」

笑え

「ありがと...まひろちゃん」

「わかった」

笑え

「いえいえ〜では私は帰りますね!また明日!」


「バイバイ」


...

大丈夫...2人とは別方向だから
もう合わないはず

もう笑わなくても...いい?

「っふ...グズッ...」

わかってる、華奈先輩が嘘なんかついてないってことも

せんぱいが私に興味がこれっぽっちもないこと...も

わかってる...

それでもがんばるってあの時決めたのに...

でももう何をすればいいのか分からない...


今頃2人は楽しくかえってるのかな?

いや、華奈先輩は相談事があるって言ってたから
そんな雰囲気じゃないよね

華奈先輩を慰めたりしてるのかな...

抱きしめたり...

だめだかんがえるな

余計なこと考えるからまた涙が

「あれ、まひろちゃん?」