「...そんなあからさまに落ち込まないで
悪いことした気分になるからー」

...だったら付き合ってくれたらいいのに

なんて...それが無理なのは私が1番分かってるんだけど...


「すみませーん!
せんぱいが何やっても落ちないからどーしようか悩んでたんですよー!!!!
落ち込んでませんからー」


「あっそー」


「あの、俺今から部活行きますね
ずっと休んでるので...」


「りょーかいでーす!がんばってね!青山くん」


「いってら〜」

「ありがと一木、行ってきます」

青山くんは偉いな〜
大変なはずなのに...

「じゃー、私達も帰りましょーか!」


「そーだね!」

「あぁ」

よし!
今日こそ一緒に帰るぞ、せんぱいと!!!

「せんぱい、いっしょ「夏月くん!一緒に帰ろー」


え...

かぶっ...

「?まひろちゃんなんかいった??」

「いや、私もせんぱいと一緒に帰りたいな〜と思いまして...」


華奈先輩もせんぱいのこと好きなのは見てわかるけど私だって譲れないから...


「あ、そーなんだ...私も夏月くんと帰りたかったんだけど...」

うっ

そんな泣きそうな顔で見られたら...

「ねぇーまひろちゃん...
今日は譲ってくれないかな...?」


そ、そんな...華奈先輩昨日一緒に帰ってたはずなのに...

「だめ...かな?」


...

「っ、せんぱいはどー思いますか?」