side 結城

嵐のように去っていった後輩

一木 真紘?だっけの後ろ姿を見てたら

「夏月ー」

...またうるさいやつが来た

檜山 匠海 ひやま たくみ
見た目はめっちゃチャラそうだけど
すっごい一途なんだよね、俺と違って...

ってか、俺の周りってうるさいやつばっかだな...

「夏月ーむしかー!!!」

「...うるさいなに」

「真紘ちゃん?だっけ来たんでしょまた」

あの子か

「まーね」

「変だよねーあの子ー」

「あれおまえとちびちゃん話したことあったっけ?」

いつもこっち来る時匠海は食堂行ってるから

入れ違いになってたと思うけど

「さっき階段であったんだよー
鼻歌歌いながら登ってたよ笑笑」

ちびちゃんらしいな笑笑

それで今日来るの遅かったんだ

「それでさー、おれは夏月の親友っていったら
めっちゃ驚いてたよ」

まあ、確かにちびちゃんが居る時一緒にいなかったからなー

「あっそー」

「俺が夏月のこはなんでも知ってるって言ったなんて言ったと思う?」

「さぁ?」

「私の方がせんぱいのこと知ってますもんってさーめっちゃ笑ったわー」

なにそれ...

ってか俺あの子と会ったの入学式の次の日
告られた時なんだけど...

「おまえちびちゃんとあったの今日初めてなんだよな?」

「うん?あぁーそうだけどどーした?」

「あの子俺が朝弱いって知ってたんだよね」

知ってる人少ないと思うんだけど

「すげーなあの子そんなことまで知ってんの?笑」

「ってか、そんな情報どーやってしったんだろー」

「」