ユウキとミユは、パークハイアットを出て、新宿駅まで歩いた。



駅まで歩いている間、ミユはユウキと腕を組んでくれた。



ミユは、リカよりも背が高いけど、ユウキには止まっていた18年の時が再び動き始めたような気がした。



リカはもうこの世にはいない。



けれども、今ここに、ユウキとリカの間に生まれた恋のクローンがいる。