Campus Love~学内恋愛~

「それから、ミユがバイトしているお店の店長が、Y大の人間科学部のOBだっていう話。あれ君の伯父さんだろ、つまり、リカのお兄さん」。



「お父さんとお母さんが付き合ったとき、まだ伯父さんはY大の人間科学部の学生だったんだ」。



「もちろん、そのことは忘れてないよ。そして、その伯父さんが17年前の事件を知っててもおかしくはないはず」。



「あと、今日、ミユがしているディオールのネックレス、お母さんの形見だろ? 忘れるわけないよ」。



ユウキは、これまでの謎解きをするように、一つ一つ自分の話をミユにしていった。



二人の話がそれぞれ終わる頃には、料理もすべて出てきて、二人はお腹一杯になった。



そして、ユウキは、ミユに向かって言った。



「あのねー、ミユ、お母さんねえ、ここで食事したとき、小食で、全部食べ切れなくて、デザートも、お父さんにほとんど食べさせたんだよ」。



「そーなのおー、お母さんらしい。だからあんなにちっちゃかったのよ」。



たまに語尾をのばすところが、リカにそっくりだ。