Campus Love~学内恋愛~

「もしもし、久しぶり、今どこ?」。



相手は何も答えない。



ユウキは、ちょっと怒った声で言った。



「ミユ、もうやめなさい。全部わかっているから、出ておいで」。



ユウキはもう一度周囲を見回した。



すると、後ろの柱の影から、倉科実結が携帯電話を右手に持ったまま現れた。



「ごめんなさい、お父さん……」。



「もういいよ。もう、何も言わなくて」。



ユウキはそう言って、近づいてきたミユを抱き寄せた。