Campus Love~学内恋愛~

以上のような、戸辺先生の説明を聞いて、宇野先生と木崎先生は唖然としていたが、木崎先生がまず口を開いた。



「これ、本当の話ですか? あの細川先生からは、ちょっと想像できませんね」。



「まだわからん。とにかく事実確認ができるまでは」。



すると宇野先生が「そうですね、うちの講座としては、調査委員会の調査結果が出るまでは、調査委員会にすべてを一任した方がよいのでは?」と言った。



ユウキは「僕もそう思います」と賛成した。



「しかし、うちの講座としては、何もしないでただ待つというのも、どうかと思うが」と戸辺先生は腕を組んだ。



「われわれとしては、細川先生のことを信じて、できるだけ細川先生の不利にならないように動いてあげた方がよいのでは?」と木崎先生は意外にも当人をかばった。



「だが、木崎君、もし被害者の言うことが本当で、かりに裁判にでもなったら、うちの講座の存続すら危ういよ。学内外から責任を問われ、マスコミにもたたかれて、おしまいだ。あと少しで定年ってときに、ホントに厄介な問題を起こしてくれたよ、まったく」。



いかにも講座主任いや戸部先生らしい発言だ。